AWS Amplify Admin UIでダミーデータ生成とCSVダウンロードが出来るようになりました
いわさです。
Amplify Admin UIはAmplify構築アプリケーションのバックエンド部分を管理することが出来ます。
これまでAmplify Admin UIでコンテンツの作成や管理を行うことが出来ていました。
今回、このコンテンツ管理機能にダミーデータの自動生成とデータのCSVダウンロード機能が追加されました。
AWS Amplify launches further data management capabilities in the Admin UI
CSVダウンロード機能はそのままな予感ですが、ダミーデータ自動生成機能は使い勝手が気になります。
仕組みとしてはFakerを使って生成しているようです。
本日は利用イメージや設定可能項目の確認を行ってみました。
ためしてみる
自動生成
事前にモデルは定義しておきます。
コンテンツタブから生成対象のテーブルを選択し、Auto-generate data
を選択します。
生成するダミーデータの件数と各フィールドに指定可能なオプションを任意で指定します。
最大100件です。
オプションに指定出来る内容はフィールドの種別ごとにことなっています。
例えば、メールアドレスであればドメイン部分を指定することが出来たり、日付データであれば範囲を指定出来ます。
オプション部分は何も指定せずに件数のみでの生成も可能です。
ダミーデータが生成されました。
先程指定したオプションに準じる形で作成されています。
AWSEmailやAWSDataTime, AWSURLなどのType列についてはその形式にあわせた形でデータが作成されますが、例えばnameやaddressなどでTypeがStringなどの汎用的な場合、オプションで制約を何もしていないと完全にランダムなデータで生成されます。
不具合か制限事項かわからないですが、電話番号(AWSPhone型)は生成されていないですね。
ドキュメント上特に制限事項などの記述は見当たりませんでした。
また、FakerとしてはStringのPhoneNumberの指定が出来たと思うのでAmplify側の制約な気がします。(なんとなく)
ダミーIPアドレスなどは問題なく作成出来ました。
CSVダウンロード機能
現在の検索結果の全件もしくはグリッドで選択した行を対象にCSV形式でダウンロードが可能です。
フォーマットは通常のCSV形式です。
こちらはよくあるCSVダウンロード機能ですね。
さいごに
名前や住所などを日本語だったり、あるいはマルチバイト文字列で作成したいというシーンもあると思いますが、そういったシーン以外では本機能はデモデータやテストデータなどにとても有効な機能だと思います。
現時点では生成データのロケール設定は見当たりませんでしたが、Faker自体はロケール機能があるので、日本語データの自動生成も将来的には期待したいところです。